地域の取り組み事例

愛知県西尾市

はず・ふるさと協議会

田んぼアートで伝承される歴史、今は名の消えた町に伝わる民話に想いをのせて

  • みどころ

平成の大合併により2011年に現在の西尾市に編入合併し、今は廃止された「幡豆町(はずちょう)鳥羽地区」の「鳥羽の火祭り保存会」が2007年より始めた田んぼアートは、2013年に「はず・ふるさと協議会」に運営が引き継がれ、かつてあったその町に想いを寄せ、歴史を語り継いでいこうという地元を愛する人たちによって今日まで取り組みが続いています。
毎年、幡豆に伝わる民話からテーマを選出し、子どもたちにも“ふるさと・はず”に思いを馳せてほしいという思いから、地元・幡豆小学校5年生を対象としてデザインの原画を公募しています。田植えの際も同校の5年生参加によるイベントとして実施され、また稲刈り後は収穫した米を炊いて、おにぎりを作って食べるという収穫祭を開催します。
2016年の田んぼアート10周年記念のテーマとなった「鳥羽の火祭り」は、田んぼアートキャンパス隣接の「鳥羽神明社」に約1200年前から伝承される伝統行事です。「すずみ」と呼ばれる高さ約5メートル・重さ約2トンの燃え盛る二基の大松明に、東西二手に分かれ「神男」がそれぞれ飛び込み、中に納められた神木と十二縄を競い合って取り出し御神前に供えるという“天下の奇祭”と名高い国指定無形文化民俗財です。また、すずみの燃え具合とどちらが先に取り出されるかによって、その年の天候と作物の豊凶を占う厳粛な特殊神事でもあります。

はず・ふるさと協議会

アクセス

愛知県西尾市鳥羽町
鳥羽神明社(鳥羽町西迫89)南に隣接する田んぼ