地域の取り組み事例

愛知県西尾市

はず・ふるさと協議会

“ふるさと・はず”に想いを馳せて、語り継がれる民話を田んぼアートで表現

  • みどころ
  • 2019
  • 2018

現在の西尾市に合併前の“幡豆町(はずちょう)”の時代、「まちの交流人口を少しでも増やしたい」という思いで始まった田んぼアートは今年13年目を迎えます。
例年、テーマは幡豆に伝わる民話から選出し、西尾市立幡豆小学校5年生を対象としてデザインの原画を公募しています。選ばれた絵を図案にし、数百点をポイント化して田んぼに目印を打ち込みます。そして「お田植え祭」は総勢30名程の小学5年生と地元を愛する方々の協力により行いました。
アートの見頃は7月中旬です。色の異なる古代米など数種類の苗が成長し、稲穂が実ると絵柄がはっきりと美しく浮かび上がってきます。また秋の稲刈り後には、育てた米を炊いて、子どもも大人も地元のみんなでおにぎりを食べる「収穫祭」を実施します。
西尾市は観光に力を入れており、季節を楽しむ多彩なイベントがあります。
田んぼアート隣接の「鳥羽神明社」では1200年前から伝承される伝統行事で国指定無形民俗文化財の「三河鳥羽の火祭り」が毎年2月の第2日曜日に行われます。
3月〜5月は潮干狩り、6月〜7月初旬にかけては東幡豆町から形原温泉へと至る約5キロにおよぶ三ヶ根山スカイラインの沿道に7万本の紫陽花が咲き誇り、眼下に広がる三河湾とともに雄大な眺望が広がる「あじさいロード」となります。紫陽花が見頃になる週末には「あじさいフェスティバル」が開催され、近隣の町の物産展、ステージでの出し物や大抽選会など様々な催しで賑わいます。また広大な敷地を誇る「愛知こどもの国」は、自然の中にキャンプ場・芝生広場・こども汽車・わくわく工房・展望広場・運動広場・ハイキングコースなど1日中満喫できる施設が揃っています。ぜひご家族でお出掛けください。

平成の大合併により2011年に現在の西尾市に編入合併し、今は廃止された「幡豆町(はずちょう)鳥羽地区」の「鳥羽の火祭り保存会」が2007年より始めた田んぼアートは、2013年に「はず・ふるさと協議会」に運営が引き継がれ、かつてあったその町に想いを寄せ、歴史を語り継いでいこうという地元を愛する人たちによって今日まで取り組みが続いています。
毎年、幡豆に伝わる民話からテーマを選出し、子どもたちにも“ふるさと・はず”に思いを馳せてほしいという思いから、地元・幡豆小学校5年生を対象としてデザインの原画を公募しています。田植えの際も同校の5年生参加によるイベントとして実施され、また稲刈り後は収穫した米を炊いて、おにぎりを作って食べるという収穫祭を開催します。
2016年の田んぼアート10周年記念のテーマとなった「鳥羽の火祭り」は、田んぼアートキャンパス隣接の「鳥羽神明社」に約1200年前から伝承される伝統行事です。「すずみ」と呼ばれる高さ約5メートル・重さ約2トンの燃え盛る二基の大松明に、東西二手に分かれ「神男」がそれぞれ飛び込み、中に納められた神木と十二縄を競い合って取り出し御神前に供えるという“天下の奇祭”と名高い国指定無形文化民俗財です。また、すずみの燃え具合とどちらが先に取り出されるかによって、その年の天候と作物の豊凶を占う厳粛な特殊神事でもあります。

はず・ふるさと協議会

アクセス

愛知県西尾市鳥羽町
鳥羽神明社(鳥羽町西迫89)南に隣接する田んぼ